泉Ry-O’s blog

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木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

男と女、狭い部屋で腹の探り合い・・・。

スゴく!面白かったです。


少しずつ、少しずつ明かされていく「秘密」。
そして最後に残った「もの」は・・・?

 

舞台設定は非常にシンプル!

ものすごく!丁寧に描かれていて、(繰り返しますが)面白かったです。
個人的に、恩田陸さんの最高傑作だと思います。

 

少し変わった子あります

少し変わった子あります

森博嗣さんにしては珍しく(?)感覚的な作品です。

人の感性に関わる部分の分析といいましょうか。
都市伝説っぽいお話をベースに、「食事をする」ことを通して色んな感触・感情が豊かに描かれます。
池波正太郎さんばりの、ものすごく繊細な食卓描写ですw
う~~ん、かなり意表を突かれた。

 

森博嗣ファン、まだ森博嗣さんの作品が読んだことない方の双方にオススメできますね。
恩田陸さんの作品に似た部分も感じました。

MOMENT

MOMENT (集英社文庫)

病院を舞台に生と死を見つめる

この本を読んだからといって、生物永遠の課題にピリオドが打てるワケではありません。

でも共感と言うのかな・・・。
真摯に他人の生を見つめ思い悩む有様に
「あぁ。こういう気持ちを持っているのはオレだけじゃないんだ・・。」
と安心させられました。

 

「死」を迎える。
それは誰にでも訪れること。
その一面を垣間見せられる良作です。

蛇行する川のほとり

蛇行する川のほとり (集英社文庫)

少女マンガチックな世界観に、読者を必殺する描写力

面白かった・・・。
かなり少女マンガチックではありますがね。
^^;

求めること、求められること、とか。
人の醜くも美しい心が丁寧に描かれているというか。

・多人数それぞれの視点から描いていく。
ミステリィちっくでありながら、本題は心の機微を描くのが主題。
あたりは【木曜組曲】と似ている。

 

人の死を扱っているのに、読み終わった後は清涼感が強く残った。
不思議な感触。

 

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

自己肯定感の低い男が5回見た、ヴァイオレット・エヴァーガーデン

映画館で5回みました。

その上でBlu-rayも購入しました。

心が久々に震えた映画でした。

ストーリーは3つの主軸が絡まりながら進んでいきます。

※以下、ネタバレあり

 

ギルベルトに大共感

ハマった理由の一番はコレでした。

あらためて私の自己肯定感の低さを痛み知りました(笑)

 

自分を否定して、頑なにヴァイオレットの前へ現れないギルベルト。

「男らしくない」と述べた女性もいましたが、ギルベルトも大きく傷ついた人間だったのです。

彼も生身の人間で、心根が真っ直ぐなのがよぉく分かります。

その心境が手に取るように分かって、ワナワナしてました。

「大馬鹿野郎~~~!!!」なのかもしれませんが(笑)

 

ヴァイオレットの健気さ、成長した姿

前述した通りのヘナチョコ(笑)なギルベルトに、自らの思いをぶつけるヴァイオレット。

健気…。ひたすら健気…。

 

過去に囚われているのは、かつてのヴァイオレットも同じでしたね・・・。

少年ユリスの軸では、人間として大きく成長した姿がタップリと描かれます。

そんな彼女だからこそ、最終的にギルベルトを救えたのですね。

ギルベルトの弱さと成長したヴァイオレットの対比も見所の一つでした。

 

父親目線のホッジンズ

見守るホッジンズ。

父親…。ひたすら父親…。

ギルベルトの生存に喜びを噛みしめつつ、でも「出てこない」事に苛立ってしまう。

ヴァイオレットを思いやるからこその反応。

包み込むような父性愛が、巧みに表現されていました。

これには非常にホッコリ。

チョコレートコスモス

チョコレートコスモス (角川文庫)

主人公の目に映るものが、そのまま読者にも見えます。

天賦の才能を持った少女を主人公にした、舞台演劇の物語。
この作品がキッカケで、【猫と針】が作られたようですね。
最初、もっとドロドロした話かと思ってたんですがw

 

素晴らしく、面白かったです。
主人公の目に映るものが、そのまま読者にも見えます。
「女優ってスゴイ!」と思っちゃいましたw
(スゴイのは恩田陸さんの描写力なんだけどね。^^;)

 

色んな人物の視点が描かれてますが、普通の人である【巽】の視点がもっと多い方が、更に良かったと思います。

 

ラストまで読んで、タイトルに納得いきました。
どんぴしゃ!

 

最速で資産1億円! たぱぞう式 米国個別株投資

最速で資産1億円! たぱぞう式 米国個別株投資 (きずな出版)

説明が分かり易すぎ! ものすごく腹落ち!!

これに尽きます。

あまり考えなくてもスゥっと頭に入ってくる感じ。

 

中級者向けの内容かな?と思って読み始めたのですが

米国株を購入するにあたって税金の話から始まる等、

初心者が読んでも凄く為になります。

 

単なる個別株に関する情報だけでなく、ETF【VGT】【QQQ】を経由して

「個別株に至るまで」の考え方を解説。

 

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