泉Ry-O’s blog

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一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[CO2対応]直前対策テキスト

一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[CO2対応]直前対策テキスト

レイアウトが読み易いように工夫されているが、これ一冊では事足らない

ページレイアウトに工夫が為されていて、非常に読み易いです。

重要箇所は自分でチェックしたい私にとって、白黒のみの構成も好印象。

 

しかし、初学者にとっては事足りていません。

一つ一つの機能・サービスの説明が薄いのです。

受験のポイントとなる箇所に絞って掲載しているようですが、ヤヤ中途半端さを感じます。

「サラッと全体像を掴みたい人」向けですね。

 

本書はElastiCacheをキャッシュとして位置付けてますが、

参考書の中にはDBの一種としているものもあり

混乱しています・・・。

 

蛇にピアス

蛇にピアス (集英社文庫)

予想よりも描写力があって、正直驚きました。

導入部の『スプリット・タン』にて掴まれ、その後もスルスルっと読んでしまいました。
さすが大きな賞をもらうだけはありますね・・・。
ややミステリィちっくな感じも、割と好き。

パニック・ルーム

パニック・ルーム (字幕版)

アメリカ映画にしては珍しく(?)、人間の本能や感情を強く前面に出した「ドラマ」


ストーリー自体は奇をてらったものじゃなく、先はある程度読めるもの。
しかし、サスペンスタッチで母娘を中心とした「濃密な感情」による「ドラマ」が展開されて
最後まで飽きません!!

ブラボー!! 素晴らしい!!!

実力も運のうち 能力主義は正義か?

実力も運のうち 能力主義は正義か?

ひたすら繰り返される主張、短すぎる結論

読むのにスゴく疲れました・・・。

ひたすら泥を掻き分け進んでるような感覚に陥りました・・・。

文章が構造的に重い。

怒りの論調でひたすら繰り返される、能力主義のデメリット。

短いサイクルで似た話が繰り返されるので、進んでいるように感じられない。

1章~5章は冗長すぎます。

 

それに比して、結論や対案が短過ぎ。

これでは文句を言うだけで何も出来ない、どこかの野党です・・・。

 

行き過ぎた能力主義者にならないよう、自戒する為の本?

 著者の主張は以下に集約されます。
 ・行き過ぎた能力主義(特に大学入試の競争)が社会を歪ませる。
   ⇒勝者の謙虚な心(「自分ひとりで達成できたことではない」という感謝の気持ち)が喪失され、
    敗者は自己能力の低さによる屈辱感・喪失感が根深いものとなる。

   ⇒対案:大学入試に関して、一定以上の学力があれば後はクジ引きにすることにより過度の競争を抑える。
   ⇒対案:エリートの集まる金融業は虚業。課税制度の見直しにより実のある業にシフトさせる。
   ⇒対案:消費を主体として経済を考えるならば、所得税撤廃・消費税増税により比較的公平な仕組みになる可能性あり

 

政治的、社会学的な視点で語られているので、

私のような一般人が即座に活かせるような内容かと言うと・・・。

能力主義を掲げて他人を卑下できるほど優れてないだけかも(笑)

 

宗教や国家ではなく、経済レベルが考え方を似通わせるという点は

FACTFULNESSに通じるものがありました。

 

Q&A

Q&A

ジワジワと事件の「幕」が開いていく感じが素晴らしい

面白かったです。
多数の登場人物の視点を、読者に混乱させることなく、上手く使い分けています。

最後の終わり方がチョッチ「なんだかなぁ~」と思っいましたけど。
かなり面白い作品なだけに、最後の〆が微妙だと残念感が強くなりますね。

 

夏の名残の薔薇

夏の名残りの薔薇 (文春文庫)

「スルメ」っぽい印象ですw

面白かったです。
凝った構成になってますね。
第二変奏に入った時、「???」となりましたけどねw
再読したら、別の味が出てきそうです。
そういう意味で「スルメ」っぽい印象ですw

 

去年マリエンバートで】という映画が多々引用されているのですが
そのせいで、読み難くなっているのが残念。
もう少しスッキリならなかったのかな・・・。

 

象と耳鳴り

象と耳鳴り (祥伝社文庫)

推理もの連作短編集。
一つ一つがスッキリとまとまっていて、面白いです。
若干、アタリorハズレはありますが・・・。
個人的には給水塔の話が一番良かったですね。

「関根」という苗字にピンと来た方は、相当な恩田陸ファンですね・・・。
私はあとがき読むまで気づきませんでした・・・。