劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
自己肯定感の低い男が5回見た、ヴァイオレット・エヴァーガーデン
映画館で5回みました。
その上でBlu-rayも購入しました。
心が久々に震えた映画でした。
ストーリーは3つの主軸が絡まりながら進んでいきます。
※以下、ネタバレあり
ギルベルトに大共感
ハマった理由の一番はコレでした。
あらためて私の自己肯定感の低さを痛み知りました(笑)
自分を否定して、頑なにヴァイオレットの前へ現れないギルベルト。
「男らしくない」と述べた女性もいましたが、ギルベルトも大きく傷ついた人間だったのです。
彼も生身の人間で、心根が真っ直ぐなのがよぉく分かります。
その心境が手に取るように分かって、ワナワナしてました。
「大馬鹿野郎~~~!!!」なのかもしれませんが(笑)
ヴァイオレットの健気さ、成長した姿
前述した通りのヘナチョコ(笑)なギルベルトに、自らの思いをぶつけるヴァイオレット。
健気…。ひたすら健気…。
過去に囚われているのは、かつてのヴァイオレットも同じでしたね・・・。
少年ユリスの軸では、人間として大きく成長した姿がタップリと描かれます。
そんな彼女だからこそ、最終的にギルベルトを救えたのですね。
ギルベルトの弱さと成長したヴァイオレットの対比も見所の一つでした。
父親目線のホッジンズ
見守るホッジンズ。
父親…。ひたすら父親…。
ギルベルトの生存に喜びを噛みしめつつ、でも「出てこない」事に苛立ってしまう。
ヴァイオレットを思いやるからこその反応。
包み込むような父性愛が、巧みに表現されていました。
これには非常にホッコリ。