FACTFULNESS(ファクトフルネス)
希望の種。世界は少しずつ良くなっている。
日本語訳は2019年1月の刊行で、およそ2年前の本となります。
データを基に理論を展開していく内容なので、少し古いけど大丈夫かな?
と始めは思いましたが、今になって読んでも有益でした。
森博嗣氏「Gシリーズ」のテーマを彷彿とさせられました。
ファンなら( ̄ー ̄)ニヤリとしたハズです(笑)
著者の狙いとしては以下になります。
■人間の本能、古い情報がバイアスを掛けている。
それらによって「現在の世界」が見えていない人々が多く、
世界的な組織のトップレベルでも同様。
データに基づいて知識のアップデートを行う。
私自身も著者の格好のターゲットとなった人間でした。
過去の情報(50年ほど前)で作られたイメージのまま、世界を見ていた事を痛感しました。
この本に出会わなければ、どれだけ遅れたままだったのか・・・空恐ろしくなる程でした。
そして、人間の本能が如何にバイアスにかかり易いのかも痛感!!
結構ボリュームありましたが、非常に分かり易い内容・文章でスラスラ読めました。
訳者の良さも大きいです。