機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
~劇場作品で富野節が聞ける幸せ~
ガンダム初見の方が見るとしたら、辛いです。
主人公ハサウェイのバックボーンがわかってないと、面白み半減なので。
『虐殺器官』の村瀬修功氏が監督なので、作品のクオリティは予想以上にハイレベルでした。
特にセリフの言い回しが、完全に富野節!!
これは心憎い!!
ダーティ・ヒーロー『マフティー』の葛藤
大義名分の為とは言え、その手法が政府閣僚へのテロであるマフティー。
必ずしも歓迎されないダーティ・ヒーロー。
その目線でフィリピンの町『ダバオ』を巡ります。
市井の人々の言葉に心が揺れる様子も描かれます。
大迫力の戦闘シーン!逃げ惑う人々とモビルスーツの対比が秀逸!!
「モビルスーツって、こんなに恐ろしい兵器だったのか!?」
と、今になって思い知らされました。
ビームライフルの弾が飛び散る様も、新しい解釈だな!と納得させられました。